第2回:学童期(7〜12歳)〜心と体の急成長期〜

「小学生になったら少し楽になるかな?」…そう思っていたのも束の間、現代の学童期は想像以上にハードです。

習い事や中学受験、そして少しずつ始まる体と心の変化に戸惑うお子さんを、一番近くで見守るお母さんへ。

今回は、私の長女との経験も交えながら、この激動の時期を支えるケアについてお話しします。

1. 小学生は、想像以上にタフな毎日を送っています

小学校入学という新生活から始まり、だんだんお友達との関わりも複雑に。

また、最近の小学生は、複数の習い事や塾で大人顔負けのスケジュールをこなしています。

特に東京では中学受験を経験する子が非常に多く、

ここ世田谷区でも小学校の7〜8割の子が受験すると言われています。

幼い体で夜遅くまで勉強し、プレッシャーと戦う日々…。

この時期、体の中では大きな変化が起き始めています。

2. 10歳前後の「心・体・ホルモン」のトリプルパンチ

早い子では小学校高学年で初潮を迎えます。

「アイデンティティ」を確立し始める大切な時期に、

女性ホルモンの分泌が始まり、心も体もアンバランスになりがち。

そこに中学受験のストレスが重なると、

自律神経が乱れ、頭痛や腹痛、イライラ、不眠といったサインが出やすくなります。

3. 長女が教えてくれた、肌に触れる大切さ

私の長女もかつては環境の変化や人間関係に敏感で、さまざまな不調を経験しました。

親として、そしてセラピストとして彼女と向き合って強く感じたのは、

頑張りすぎている子供には、体に触れて緩めてあげることが必要

だということです。

声がけも大事だけど、そっと背中をさすってあげる。

それだけでいいんです。

昔から「手当て」という言葉があるように、ただ手を当てるだけで、子供の心には大きな安心が生まれます。

その手の温もりが、何よりも心強い「お守り」になることを、娘が身をもって教えてくれました。

※長女とのエピソードはホームページの「小児はり」のページにも詳しく載せていますので、

ぜひ併せて読んでみてくださいね。

4. 勉強の効率を上げる!学童期の鍼灸ケア

この時期の鍼灸マッサージは、ただ不調を治すだけでなく「パフォーマンスを支える」役割も果たします。

一例をご紹介します。

「身柱(しんちゅう)」のツボ

背中の上部にあるこのツボは、昔から「知利毛(ちりげ)の灸」として知られ、

子供の疳の虫や虚弱体質の改善、そして心の安定に欠かせません。

姿勢と集中力

塾での長時間の座り仕事は、猫背を招き、呼吸を浅くします。

鍼灸マッサージで胸郭を広げ、深い呼吸ができるようになると、

脳に酸素が行き渡り、集中力アップに繋がります。

5. おわりに:家庭を「世界一の安全基地」に

戦う場所が多い小学生にとって、お家は唯一の「羽を伸ばせる場所」であってほしいもの。

鍼灸やマッサージを通じたスキンシップは、

お子さんに「あなたはそのままのあなたで大丈夫だよ」というメッセージをダイレクトに伝えます。

親子で笑顔でこの激動の学童期を乗り越えられるよう、心を込めてサポートさせていただきます。