【第1回 : 乳幼児期(0~6歳) 】基本的信頼を育む~夜泣き・癇癪を「小児はり」で穏やかに~

こんにちは。

桜も咲き、春らしい季節になってきましたね🌸

さて、今回から6回にわたって

女性とこどものライフステージごとのお悩みと鍼灸マッサージでできることをシリーズでお届けします。

  • 第1回:乳幼児期(0〜6歳)〜基本的信頼を育む時期〜
  • 第2回:学童期(7〜12歳)〜心と体の急成長期〜
  • 第3回:思春期・青年期(11〜20歳)大人の階段を登る心と、月経トラブルケア〜
  • 第4回:成人期(20〜40歳)性成熟期のマルチタスク〜
  • 第5回:壮年期(40〜65歳)更年期のターニングポイント〜
  • 第6回:老年期(65歳〜)老年期の健やかな輝き〜

今の私はここだな、わかるわかる!と読んでいただけると幸いです。

1. 実録。3歳児の夜驚症を救った「刺さないはり」

保育園での進級。

担任の先生が変わり、お兄さん・お姉さんたちとの関わりが増える…。

大人には小さな変化に見えても、3歳のお子さんにとっては大きなストレスになることがあります。

毎晩のように突然起きて2時間も泣き叫ぶ「夜驚症」に悩んでいたある男の子のママ。

ご家族も寝不足で限界でしたが、

刺さない「小児はり」を受けたその日から、夜驚が無くなり嘘のようにぐっすり眠れるようになりました。

こういった小児はり用の道具を使って皮膚にちょんと当てたり、さすったりします↓

2. なぜ効くの?東洋医学で見る「心と体」のつながり

子供のイライラや体調不良には、内臓(五臓)の働きが深く関わっています。

一例として施術箇所をご紹介します。

「肝(かん)」を落ち着かせ、イライラを抑える【肝兪(かんゆ)】

「肝の気」が上がると、癇癪につながります。背中のツボを優しくケアして、高ぶった気をスッと下ろします。

「怖がり」をケアし、安心感を与える【腎兪(じんゆ)】

東洋医学では「腎」は「恐れ」と関係が深い場所。夜に不安を感じやすいお子さんの心を支えます。

「脾(ひ)」を刺激して、強い胃腸と体を作る

この時期は風邪をひきやすかったり、便秘がちだったりすることも多いですよね。

消化器を司る「脾経(ひけい)」を刺激することで、自律神経を整え、内臓から強い体へと導きます。

3. 小児はりは「引き算」のケア。ドーゼオーバーに注意!

「たくさん刺激した方が効くのでは?」と思われがちですが、実は逆なんです。

お子さんは非常に感受性が豊かなため、年齢が低いほど、刺激の量も時間もごくわずかで十分です。

刺激が多すぎると「ドーゼオーバー(刺激過多)」という状態になり、

本来緩むはずの筋肉が逆に緊張して、体が重だるくなってしまうことも。

大人でいう「揉み返し」のような状態ですね。

プロの鍼灸師は、その子にぴったりの「心地よい刺激量」を見極めて施術します。

4. 変化のスピードもその子らしさ

※効果の現れ方には個人差があります。

今回ご紹介した男の子のように、

一度の施術で劇的な変化が見られるケースもあれば、

数回重ねることで少しずつ眠りの質が深まっていくケースもあります。

鍼灸は、

お子さま自身の「治ろうとする力」をそっと後押しするものです。

その子のペースに合わせて、焦らず一歩ずつ、

心と体の緊張を解きほぐしていきましょう。

5. おうちでできる!親子スキンシップ・マッサージ

施術以外の時間は、お父さん・お母さんの優しい手が最高の薬になります。

ヘッド&仙骨マッサージ: 副交感神経を優位にし、深いリラックスへ。

手のひらの魔法: 真ん中にある【労宮(ろうきゅう)】や指の周りを優しく揉むだけで、

脳の緊張がほぐれます。

施術の際に、お家でできる簡単セルフケアもお伝えしていきますね!